芸術実践のダークエナジー:拒否、脱線
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概要
芸術現場のダークエナジーを出発点に、クィアフェミニスト的な実践や視点を経由しながら、作品や芸術実践について考えます。ヒト・シュタイエルが、カルチュラルセクターが内包する無償労働と見えない搾取を暗黒物質(ダークマター)と呼ぶように、芸術の現場には、構造的な力関係や無償労働を意図的に見逃したり、その繋がりを明るみに出したりすることを避ける傾向があります。作品やその作品が作られる環境や文脈を批判的にみるだけでなく、その文化圏で再生産され続ける知識や組織的な構造に挑戦する可能性を秘めるものとして、拒否することや脱線することも含めてダークエナジーとして捉えます。一つの作品として完結するものではなく、自発的な労働に始まり、DIY、場所作り、コレクティブな実践、緩やかな関係性のなかで生まれる見えないエネルギーとそこで生まれる作品のありかたについて探っていきます。
カバー画像=Multiple Spirits (マルスピ)オンラインミーティング用壁紙
日時
2023年2月18日(土)17時〜18時30分
人