私は嘘をつくのが好き:キュレーションのハッタリとリアルについて
講師(リレーション)
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概要
命題「作品がなければキュレーションはできない」が真か偽かを証明してみたい。
証明をしていない段階での私個人の予想では「偽」である。というのであれば、命題の対偶である「キュレーションができれば作品はある」も「偽」とならなくてはならないが、このことについては私は「真」であるような気がしている。
もし、当日までに上手い証明の方法が見つからなければどうしよう。もし、真偽が一致しなかったらどうしよう。先に検証をして、命題の設定が悪かったらこっそり差し替えてもらいたい。そういったこともハッタリ効かせて、(時には誰にもバレない嘘をついて)すべて辻褄合わせていくのがキュレーターの仕事のひとつだと思っている。
ただ、ヒントは多くある。「インディペンデント・キュレーター」と呼ばれる人たちが「ハウス・キュレーター(学芸員)」と区別される理由はどこにあるのか。なぜ、美術はすぐ領域横断をしようとするのか。制度的なお話に興味が無いのであれば、美術批評での戦いに敗れ、時間と空間、金といった目に見えないものをひたすら追いかけようとしたコンセプチュアルアートのエステティークとプラクティスについて話してもいい。
日時
2023年1月7日(土)20時〜21時30分
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