「出来事」のための記録 プレイベント ードキュメントブック持ち寄り会

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※台風接近につき開催延期(9/8) →9/20(水)、10/16(月)に振替開催決定!

プログラム概要

パフォーミングアーツ、イベント、展覧会は、実体のある「もの」ではなく、関係性の網目に立ち上がる、いわば「出来事」です。上演の場での体験、作品に含まれるプロセスや行為は物理的に保存することができないため、そのままの形でのアーカイブは困難なものとなります。「出来事」は、断片の集積としてしか記録されえないのかもしれません。
アーカイブを構成する一要素として、ドキュメントブックと呼ばれるような記録冊子があります。ひとくちにドキュメントブックといっても、ビジュアルイメージとともに作品概要がずらっと並べられている図録のようなものもあれば、制作に至るまでの背景やプロセスなどが記されたテキスト主体の読み物など、形式はさまざまです。これらのドキュメントブックは「出来事」を静的な過去へと変換するものであると同時に、読み手のいる現在、そして未来へと再び開いていく可能性を持っているとも言えます。
ドキュメントブックは、果たしてなにを記録することを可能にするのでしょうか。そしてそれは、どのように読まれ/使われうるのでしょうか。
「出来事」のアーカイブについて考えるための第一歩として、PARAに様々なドキュメントブックを持ち寄って見比べながら、それぞれの感想を共有し、話す会を開いてみたいと思います。
お持ちいただいた本のうち寄贈いただけるものは、PARA神保町2階の本棚にて一時的に展示し、その後PARAの蔵書とさせていただきます。
 
企画・担当:青田亜香里

 
当日読める予定のドキュメントブック(随時更新)
『アトレウス家の建て方』 『つくりかた研究所の問題集』 『葬いとカメラ』 『山山アートセンターをつくる2022』 『佐藤朋子 狐・鶴・馬 記録集』 『青柳菜摘 亡船記』 『大岩雄典 「渦中のP展」』記録冊子 『東京の条件』 『態度と呼応のためのプラクティス no.02 エコーの極点』 『態度と呼応のためのプラクティス no.03 ヴォカリーズ・レッスン』 『哲学するアトリエ』 『FESTIVAL TOKYO 13 DOCUMENTS』 『FESTIVAL TOKYO 10 DOCUMENTS』 『FESTIVAL TOKYO 11 DOCUMENTS』 『図録 野山のなげき』 『シアターコモンズ』アーカイブブック
 

 
日程2023年9月8日(金)19:30-21:30①2023年9月20日(水) 19:30-21:30 ②2023年10月16日(月)19:30-21:30
料金一般 3000円 一般・ドキュメントブック持参 1500円 学生 500円 ドキュメントブック寄贈 無料 ※PARA各種フリーパス・コース無料適用 ※美学校通年受講生無料 ※お持ちいただくドキュメントブックについては、記録やアーカイブのための冊子とみなせるものであれば形式は問いません(アートプロジェクトや展覧会、上演作品の記録本や芸術祭のプログラムなど) ※ご自身のポートフォリオなどでも大歓迎です!
予約事前予約(Googleフォーム)→https://forms.gle/dPNSGubuBTKMtqsEA
※当日受付あり
会場PARA神保町2F 東京都千代田区神田神保町2-20-12 第二冨士ビル 2階 https://goo.gl/maps/th8HqeciE7dRfDdK8 ※会場まではビル内の階段を利用してご来場ください