TERASIA Onsite 2022 in Tokyo

会期

2022年11月8日(火)ー 13日(日)
開場時間12:00 – 18:00
展覧会フリーパス一般 1,500円、学生 1,000円
備考お支払い方法は現地現金決済となります 会場のPARAに直接お越しください、会期中は何度でもご入室いただけます 学生の方は、受付で学生証をご提示ください

概要

「テラジア|隔離の時代を旅する演劇」は、2020年、コロナウイルスの世界的な流行とともに始まった新時代の国際協働プロジェクトです。お寺で上演するための演劇『テラ』を基に、アジア各地で現代の信仰や死生観をテーマとした様々な創作活動を展開しています。
11月上旬、日本・タイ・ベトナム・ミャンマー・インドネシアのアーティストたちによる作品やトークをオンラインで公開する10日間のミニフェス「テラジア オンラインウィーク2022」の開催に合わせ、東京(PARA)、チェンマイ、ヤンゴン、ジャカルタ各地でテラジアをさまざまな角度から紹介するオンサイトの展覧会を同時開催します。
 
PARA主宰の岸井大輔による、テラジアメンバーへのインタビュー
 
主催:合同会社UPN 共催:PARA 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 コンセプト:TERASIA
 
 

日替わりイベントプログラム(予約不要・フリーパスでご参加ください

テラジアって何?

11月8日(火)14:00〜15:30
「テラジア|隔離の時代を旅する演劇」の成り立ち、目指すもの、国際色豊かなプロジェクトの紆余曲折をお話しします。
登壇者:坂田ゆかり、渡辺真帆(Zoom)、岸井大輔

インドネシア 滞在報告会

11月9日(水)14:00〜15:30
撮影:冨田 了平
撮影:冨田 了平
2022年9月、インドネシア・ジャカルタにて行われた滞在リサーチの様子を、現地の写真スライドを交えながらお話しします。
登壇者:坂田ゆかり、渡辺真帆(Zoom)、岸井大輔

『လှည်းဘီးရာများ 轍』上映会+アフタートーク

11月11日(金)14:00〜16:00
ミャンマーのアーティストであるズン・エイ・ピューは、ヤンゴンを拠点に国内外でコミュニティ演劇活動をしているトゥクマ・カイーデー・シアター(TKT)との共同による新作演劇作品『လှည်းဘီးရာများ 轍』を公開します。作品の記録映像を上映後、ミャンマーの芸術実践に注目してきたキュレーター/研究者の居原田遥をゲストに招いて、PARAの岸井大輔とのアフタートークを行います。
登壇者:居原田遥(Zoom)、岸井大輔
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作品の見どころ
ござにくるまれた四人の死体が、銅鑼の音とともに動き出す。そこは現世と来世の間の「トランジット」。四人は何者で、どこから来て、どこへ行くのか―。
2022年10月、ヤンゴンの18~25歳を対象に実施したワークショップを基に、現地のアーティストが書き下ろし上演する新作です。キーワードは「因果応報」。フォーラム・シアター形式の上演に観客として招かれるワークショップ参加者は、目の前の「死者」にどう向き合うのか。軍事クーデターから1年半以上が経った今も厳しい状況が続くミャンマーから、若者の生の声を届ける世界初公開作品です。

『テラ』上映会+アフタートーク

11月12日(土)11:00〜13:30
テラジアのプロジェクト発足のきっかけとなった演劇作品『テラ』(2018、西巣鴨・西方寺、フェスティバル/トーキョー18)を上映し、アフタートークを行います。
登壇者:坂田ゆかり、稲継美保、岸井大輔
特別協力(映像提供):NPO法人アートネットワーク・ジャパン
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作品の見どころ
『テラ』はお寺の本堂で上演することを想定し、創作された演劇作品です。2018年にフェスティバル/トーキョー18のプログラムの一つとして東京西巣鴨の西方寺で初演されました。三好十郎『詩劇「水仙と木魚」ー一少女の歌えるー』を原案とし、住職をはじめとする関係者へのインタビューなどをもとに原案を大胆に脚色した主人公京極光子の一人語り、詩の朗読、法話やお経、観客参加型の演奏などを交えながらパフォーマンスは進行します。
お寺に集う「人間」をあらゆる角度から見つめ、現代の信仰・死生観を探る本作は、旅をするごとにパフォーマンスそのものが変容し、常に新しく生まれ変わる展開を前提としています。

『TERA เถระ(テラ・テラ)』上映会+アフタートーク

11月12日(土)14:00〜16:00
テラジアで最初に創作された演劇作品『TERA เถระ(テラ・テラ)』(2020、チェンマイ・パーラート寺院)を上映し、本作の日本語字幕を担当した千徳美穂、タイ出身の演劇人ジップによるアフタートークを行います。
登壇者:千徳美穂、パンヤネラミッディー・チャニダー(愛称:ジップ)、岸井大輔
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作品の見どころ
絵師のオカモトシゲルは、ある僧侶に巨大な曼荼羅図の複製を依頼される。年老いた家政婦のヤマダカエは、拾った三毛猫に世話を焼きながら、制作に没頭し次第に曼荼羅の世界に引き込まれていくシゲルを見守る。
エリザベス・コーツワースの子ども向け小説『極楽に行った猫』(1930)に着想のヒントを得ながら、二人が生きる終戦直後の日本から、タイ、インド、チベットまで、時空を超えて様々な登場人物が繰り出す物語の断片。音楽家が観客に108の質問をする「問答セッション」や、会場の寺の住職による読経など、日本版『テラ』の要素も残しながら、タイの人々の信仰・死生観を色濃く反映した作品です。

「ドラマトゥルク」のベトナム滞在報告会

11月12日(土)18:00〜19:30
ベトナムで現在創作されている映像作品『Tangerine Womb』の「ドラマトゥルク」を担当している渡辺真帆が、滞在リサーチで見聞した現地の信仰文化やアーティストの活動について報告します。
登壇者:渡辺真帆(Zoom)、岸井大輔

『テラ 京都編』上映会

11月13日(日)13:00〜14:15
テラジアで2番目に創作された演劇作品『テラ 京都編』(2021、京都・臨済宗 興聖寺)を上映します。
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作品の見どころ
主人公の京極光子は、お寺の娘。地蔵菩薩が祀られる涅槃堂で、長い長い詩を語りながら過ごす彼女は、うっかり地獄を旅することに。
三好十郎の詩劇『水仙と木魚―一少女の歌える―』(1957)を出発点に、さまざまな日本文学――吉岡実の詩「僧侶」(1958)、安倍公房の小説『カンガルー・ノート』(1991)、富岡多恵子の詩「物語の明くる日」(1961)、そして会場となった臨済宗の興聖寺に伝わる聖典やYouTube法話を織り交ぜた、多種多様なイメージが繰り広げる「精神性のスペクタクル」です。

『テラ 京都編』アフタートーク:詩を上演する

11月13日(日)14:30〜16:00
『テラ』(2018、西巣鴨・西方寺、フェスティバル/トーキョー18)、および『テラ 京都編』(2021、京都・臨済宗 興聖寺)の演出家・坂田ゆかりと、両作の主演俳優・稲継美保によるトークライブです。『テラ』の中で出会ったさまざまな詩を紹介しながら、「詩を上演する」ことについて考えます。
登壇者:坂田ゆかり、稲継美保、岸井大輔
 
登壇者(登壇順)
 
 
 
 
 
 
 
 

 
チラシダウンロードはこちらからから
 
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日替わりイベントは日本語のみのプログラムです
プログラム内容はやむをえず変更になることがございます