特待生のための寄付募集

 
PARA主宰の劇作家の岸井大輔です。PARAにお金がなくて通えない才能のために寄付を募集しています。以下リンク先より登録できます。
 
 
寄付金は全てPARAのアーティストコース特待生のための受講料に使います。
2024年3月31日現在22名様から347,097円の寄付をいただいております。
PARAのアーティストコースは通年で25万円。現代アートから舞台芸術、店舗経営者から高校生まで、様々な才能が作家になるべく育っています。
寄付が集まる毎に特待生が増えます。
 
特待生が誰であるかは公開はしませんが寄付をいただいている方には共有することを予定しております。
 
 
PARAは寄付のみで成り立たつことを目指しています。
 
アメリカで聖書に次いで影響力があると言われたりする小説『肩をすくめるアトラス』は、お金がある人が寄付をしなくなると悲惨な世界になることがリアルに書かれています。アメリカの寄付文化を支えてるのは小説でもある。そんな保守本を持ってきてどうした極右か、と憤る人がいるのは承知です。けれど私は問いたいのです。
 
芸術家育成のコストは、アーティストやその志望者が負担するべきなのでしょうか?才能がある人がアートを学びつくり出会い考えることで得するのは、鑑賞者も含めた社会全体ではないのでしょうか。
 
経済が縮小し社会が世知辛くなる中、同時代に応える作品が育くまれる仕組みを再設計する必要があります。そういうと、表現は才能がある人が自腹で工夫して編み出していくものだよ、と言われることも多い。今まで、アートを好きな人の自腹でやってきたし、これからも工夫でなんとかすべきだ、と。私たちはこのような考えとは戦いたい。現状の延長では先細りで詰むのは見え始めていませんか。そして現状を突破するようなラジカルな提案は、アートや哲学に賭けるしかない状況ではないですか。明らかに問題が山積みで正解も見えない現世に対し「いままのまま工夫してガンバレ」というのは酒井隆史さんがディヴィッド・グレーバーを引いていう「過激中道」ではないか。
 
私は、アートや哲学は、道路や空気のように、あらゆる人にアクセス可能であるべきだと思います。そのために様々な人の寄付によって成り立つ共有の仕組みが必要です。この世界からはじかれた変なもののが出会い学び行き交うことで、この世を変えていく未来の芸術が育まれる。
 
このような理念に賛成いただける方、PARAに寄付をください。私たちはそれを、PARAに通いたいけれどお金がない才能に使います。彼女ら彼らの受講費としてPARAは、講師であるアーティストや学者にお支払いできます。
寄付のお礼は特にありませんが、強いて言えば未来の才能と、未来のすばらしい公演・展示です。

寄付の方法

以下よりご登録ください

一度だけ寄付する

1回1,000円で寄付できます。
クレジットカード、もしくは銀行振込でお申し込みください。

毎月続けて寄付する

自動で毎月定額を寄付できます。クレジットカードでお申し込みください。
いつでも退会可能です。

寄付の実績

2024年3月31日現在22名様から347,097円の寄付をいただいています。
PARAのアーティストコースは通年で25万円。現代アートから舞台芸術、店舗経営者から高校生まで、様々な才能が作家になるべく育っています。
 
私たちは、いまの方向でなんとかするしかないという過激中道と戦い、未来をつくっていきたい方たちのためにアーティストを育てます。そして寄付によるアートスペースの運営が普通になるような世界を支える、新しい思想で書かれた別の『肩をすくめるアトラス』を生み、寄付文化を定着させたいです。それまでのご支援をどうぞよろしくお願いします。