第一人者になる 成果発表展
プログラム概要
今井俊介「名前で呼ばれた人たち」
2019年から証言が集まり始めたナチス・ドイツによるホロコースト被害者たちがいる。彼らはポーランドの農民であり、パン屋であり、鉄道整備士だった。2023年にワルシャワの小さなギャラリーで知った彼らの存在を通して、主体を変えて繰り返されてしまう歴史を俯瞰して見る機会を作りたい。今回は彼らの生き様を翻訳し肖像とともに展示する。
田中真由美「美術オタクの通過儀礼ーユーロパリア89ジャパンその前と後」
ベルリンの壁やソ連の内部崩壊を経て、新たなアートワールドが台頭したとされる1989年。ベルギーで開催された「ユーロパリア89ジャパン」での伝説のキュレーター、ヤン・フートによる去勢執行とも言えるキュレーションに焦点を当て、その前と後における日本現代美術の「美術オタク愛」と「批判的継承」を、ひとつのフィクションとして立ち上げる90分のレクチャー&トーク。ゲストは南島興氏。
辻村優子「ほぐしばいの来し方行く末」
演技ともみほぐしの共通点をもとにした、見ているだけで体がほぐれる演技「ほぐしばい」の探究はいかにして始まったのか。シリーズの年表と創作の過程で生まれた数々の資料と共にこれまでを振り返り、独自の演技スタイルを確立しつつある俳優辻村がここから世に羽ばたくにはどうしたらいいか来てくれた方々にお知恵を借りながら作戦を立てます!
吉田高尾「性的なことで身を持ち崩す人たちのモデルパターン」
Gカップのモデル体型の人と付き合っていました。3年付き合って「家を建てて」と言われ、真に受けて家を建てて1年経ったところで、相手に新しく好きな人ができて、出て行きました。僕のような性的なことで身を持ち崩す人は皆さんの周りにもいると思います。彼らへのレクイエムとして、皆さんの中にもあるかもしれないそんな欲望のモデルパターンに触れていただけると幸いです。
会期
2024年3月24日(日)
日時 | 3/24(日)14:00-18:00 |
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時間(タイムテーブルなど) | ⭐︎イベントのスケジュール⭐︎ 14:30-16:00 田中真由美「美術オタクの通過儀礼ーユーロパリア89ジャパンその前と後」|トークイベント 16:30-18:00 辻村優子「ほぐしばいの来し方行く末」|辻村優子営業作戦会議 |
定員 | なし |
料金 | 無料 |
お申込み | 不要 |
会場 | PARA神保町2F 東京都千代田区神田神保町2-20-12 第二冨士ビル 2階 https://goo.gl/maps/th8HqeciE7dRfDdK8 ※会場まではビル内の階段を利用してご来場ください。 |