社会性の高い言葉で説明する
講師(リレーション)
関連情報
受講申し込み方法近日公開!
クラス紹介
このゼミでは、企画やアイデアを「社会性の高い言葉」を用いて説明する練習を行います。「社会性の高い言葉」とはいわば「外向き」の言葉です。文脈依存度が低く、初対面の人や発信者とは異なる文化圏にいる人に対しても、伝えたいことが誤解なく伝わる言葉を意味します。
これに対して「内向き」の言葉とは、その言葉の持つイメージや背景が広く一般に共有されているものではなく、また文脈も限定的であるにもかかわらずそれを説明しないまま使われているものを指します。
チラシやパンフレット程度なら、その発信者の世界観を示すものとして理解されますし構わないでしょうが、企画書などでもそのような言葉遣いをされているものが散見されます。そして最も多いのはイベントのトークなどでの発言です。発話は書き言葉と違って読み直すことができないので、その場での説明が足りないまま流れていってしまいます。
特に日本語は文脈依存度が比較的高い言語と言われているので、この傾向が顕著になりがちと言えるでしょう。加えて、劇団や知り合いの中で作品を制作しがちな演劇の環境では、この傾向はより強くなります。そのようなクローズドなコミュニケーションでは、「ツーカー」(死語ですかね)や「阿吽の呼吸」、「打てば響く」ものが求められるからです。このような理由から、日本の演劇の現場から発されるものは「内向き」すなわち「社会性の低い」言葉であることが多いのです。
このような状況を変えたいという方を、このゼミでは対象とします。ゼミ内ではアイデアや企画を発表していただき、ディスカッションを行っていただきますが、それらの全てに「社会性の高い」言葉を求めます。企画意図、目的、概要、インパクト等を含む説明の後、質疑応答を行っていただきます。質問する参加者の側にも「社会性の高い言葉」を用いるよう練習していただきます。
回数
10回
定員
10名
価格
50,000円(学生20,000円)
日程
2023年
11月9日、11月16日、11月23日、
12月7日、12月21日、
2月8日、2月15日、2月22日、
3月14日、3月21日
曜日
木曜日
時間
20:00-21:30
選抜方法
作文
・PDFファイル形式にて提出
・書式:A4、文字の大きさは10.5ポイント
・字数:上限2000字
・テーマ:今気になっている事柄について問いを立て、その問いについて説明してください(注:「問いに答えなさい」ではない)。
開講形式
このクラスは対面で行いますが、ご希望によってはオンラインも対応可能です
人