「生活・抵抗」

ヘッダー写真=森田兼次
 
📢
MOT Annual2022「私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」の話題をさらった工藤春香。キュレーターと検討の結果展示されなかった作品を発展させたインスタレーションをお願いしました。 併せて、映像作品《In-Mates》(2021)が東京都に検閲された飯山由貴の映像上映とトークを行います。
 

会期

 
2023年4月30日(日)~5月7日(日)
開場時間14:00~19:00
入場料1,000円 ※PARA各種フリーパス・コース無料適用 ※予約不要・現地受付精算・現金のみ・再入場不可
イベントキムチとマントウを食べながら証言集を声に出して読む会(要予約)  日時|5月5日(金)19:00~20:00 参加費|500円(資料代・材料費)     ※PARA各種フリーパス・コース無料適用  定員|10名(先着順)     参加希望者は、タイトル「マントウ」・名前・人数を記載の上、     co.playsandworks@gmail.com へメールをお送りください。 飯山由貴映像作品《In-Mates》上演+トーク  日時|5月6日(土)19:00~21:00
参加費|2,000円     ※PARA各種フリーパス・コース無料適用
会場PARA神保町2F 東京都千代田区神田神保町2-20-12 第二冨士ビル 2階 https://goo.gl/maps/th8HqeciE7dRfDdK8 ※会場まではビル内の階段を利用してご来場ください。

作家より

 
この作品は私が2020年、2022年と取り組んできた「相模湖に関する作品」の3部作最後になる作品である。 今回の作品では第二次世界大戦中の軍事エネルギー供給のために作られた人工湖である相模湖を作る為に強制連行された朝鮮と中国の労働者たちの生活を想像する為に作品を作った。 2020年の作品では相模湖を作ることで消えた勝瀬部落とその周辺地域の地域史、そこで起きた相模原障害者施設殺傷事件についてをテーマにした。 2022年の作品では、相模原障害者施設殺傷事件で被害にあった尾野さんの地域自立生活に焦点を当て、国による障害者政策と、障害当事者運動の歴史、女性のリプロダクティブライツを巡るインターセクショナリティーについて作品にした。 これらの三部作に共通するテーマは「社会構造と生活」である。 人間が生活すること、それが不均等な力関係のある社会構造の中でどのような意味を持つのか。 相模湖を作るために働いていた朝鮮・中国の人々の生活の一部を体験すること。そこから想像すること。 神保町のビルの中で湖の底に潜る。
 

イベント

 
キムチとマントウを食べながら証言集を声に出して読む会(要予約)
5月5日(金)19:00~20:00
 
今回の作品は「相模湖・ダムの歴史を記録する会」によって集められた「相模湖[ダム]の歴史 : 強制連行の証言記録」からの証言を元にこれらの証言と現在をどのようにつなげるか考えて作りました。
過去の出来事を現在に生きる人間が「ありうるかもしれないこと」として想像するための試みの一つとして、証言集の中にあった食べ物であるキムチとマントウを作りました。キムチのレシピは在日一世のハルモニのレシピで、マントウは証言の中にあった材料で作りました。参加者の方々とこれらを食べて体にいれながら、相模湖ダム建設労働の証言集を声に出して読んでみようと思います。
 
 日時|5月5日(金)19:00~20:00 参加費|500円(資料代・材料費)  定員|10名(先着順)     参加希望者は、タイトル「マントウ」・名前・人数を記載の上     co.playsandworks@gmail.com へメールをお送りください。
 
飯山由貴映像作品《In-Mates》上映+トーク 飯山由貴 × 工藤春香 5月6日(土)19:00~21:00
映像作品《In-Mates》(2021)が東京都に検閲された飯山由貴さんの映像上映と本展作家の工藤春香のトークを行います。
 日時|5月6日(土)19:00~21:00
参加費|2,000円
 

   主催|PARA 工藤春香
ゲスト作家|飯山由貴