作品は痕跡か目的か――バタイユの芸術論から考える

講師(リレーション)
関連情報
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概要
作品とは制作の痕跡なのか、それとも制作の目的こそが作品なのか。つまり、芸術に何か意味や価値があるのだとしたら、それは制作と作品のどちらに見出されるべきなのか。 この問いはあまりに使い古されているし、制作と作品のどちらか一方に軍配を上げるなどもはや不可能だろう。とはいえ、この問いに立ち返ることは、ますます多様化を極め複雑さを増す芸術の状況にあって芸術の普遍性(そんなものがあるとして)へ目を向けておくために無駄なことではないだろう。本レクチャーでは、ジョルジュ・バタイユの芸術論における美の概念を出発点としてこの問いを、作品と制作が結ぶ関係を考えたい。
日時
2023年1月21日(土)17時〜18時30分
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