テクストから人外へ――デリダ「蚕」を通して

講師(リレーション)
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概要
「作品からテクストへ」とロラン・バルトは言った。いまあえて「作品」という語を使うとしても、それは有機的で調和的な閉じた〈書物=世界〉ではなく、よじれ、ほつれ、引きつれ、鉤裂きのできた布地のようであるだろう。では、その繊維の裂け目はどこへ通じているのか。もしかすると、獣の棲み家へかもしれない。人間という物語から抜け出す夢をみることができる抜け道、それが作品であるとしたら。デリダがシクスーとの「書き合い」から生み出したテクスト「蚕」(『ヴェール』所収)を通して考えてみたい。
日時
2022年10月15日(土)17時〜18時30分
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