PARAでつくってます7 本橋龍(ウンゲツィーファ) アーティスト イン レジデンス

プログラム概要

 
昨年末ウンゲツィーファの周りの人々と、これからどうしよう…公演しようにもお金が…などと話していた時にたまたまSNSでPARAが所属アーティストを探しているという投稿を見かけ、その場の勢いで連絡したのが始まりでした。 PARAにてスタッフとお話ししている流れで、シンプルに空間が気に入ったので演劇公演をやらせてほしいと提案すると「PARAのレパートリー作品として作っていくのはいかがですか」と提案して頂きました。つまり、ウンゲの演劇をPARAの協力のもと定期的に発表するということです。願ってもないことでした。 演劇公演をやり続けなければいけない。疲れたからやめようと簡単に言えないくらいには色んなものを積み上げ過ぎたようです 何故やるのか。やり続けた先に何があるのか。そんなこと悦に入って呟く暇あったら演劇をつくろう。 つくり続けることを選んだのだ。 だからとにかく演劇をつくってます。
 
ウンゲツィーファ 本橋龍
 
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こんにちは。PARAは神保町にある劇場です。劇場と言っても、ビルの2階と4階部分の一室を使い”劇場”と呼んでいるどこか無骨なスペースです。美術、演劇、哲学など様々なジャンルの芸術と人がこの場所にふわふわと集いはじめています。 PARAが掲げる「つくってます」というコピーは大きく分けて、この場所で芸術を「つくってます」という意味と、この場所で劇場を「つくってます」という二つの意味があります。劇場をつくるということはまあ大変なことです。この場所にふわふわと集った芸術と人が、お互いにとって単純な利用や消費の渦に巻き取られてしまわないように、たまたま隣り合って出会い『また今度』と手を振って挨拶する瞬間をつくれるように。なんとか細い線をつむいで”劇場”と呼べる何かをこの場所に見つけ出そうとしています。 レパートリー作品をつくることは、そんな細い線のひとつです。ウンゲツィーファの本橋さんが『動く物』という大切な作品と、新作『旅の支度』をPARAのレパートリー作品としてつくってくれることになりました。ウンゲ荘の小さな部屋の一室で見た二人芝居に、”劇場”の可能性を見出すことができる気がします。これからこの無機質なスペースにたくさんの人の記憶や言葉が降り積もっては交差します。3年目のPARAです、どうぞ遊びに来てください。
 
PARA 中條玲